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2018/12/24

F様邸の7年後…

F様邸の7年後…

今回は、以前当社で家を建てていただいたF様邸へお邪魔させていただき、建てる前~打ち合わせ~現在の様子を奥さまにお話していただきました。



F様ご家族が家を建てられたのは、今から7年前の2011年。
「もう7年も経つんですね。」と、7年という月日を思い返すように施工時の写真を見ていらした奥さま。


家を建てる前は、旦那様と2人の娘さんと家族4人でアパートに住んでいらしたとのこと。
その時に、「家を建てたらこうしたいな」という願いをもたれたと言います。
ご縁があり、当社でそのご希望を叶えるべくF様邸の家づくりがスタートしました。



打ち合わせには、必ず旦那様と二人でお越しいただいていました。
その理由を訪ねてみると…
「いくら夫婦でも、考え方や意見が違うのは当たり前なので、実際に二人で行って、親方のアドバイスや今までの経験話を聞かせてもらいながら、ひとつひとつ決めていきました。そうしたことにより、どちらかの想いが先走ったり、同じ打ち合わせを何度もせずに済みました。」とのお答え。

打ち合わせや相談は、誰か1人がするのではなく、お施主様ご夫婦、あるいは一緒に住まわれるご両親と共に行えると、イメージも共感しやすく、疑問点などが出てもその場で説明やアドバイスができるので、家づくりがスムーズに行えるひとつの手かもしれませんね(^-^)



F様邸は、ご夫婦二人の「こんな家にしたいな」という想いがいっぱい詰め込まれたお家です。

旦那様のこだわりは、広い玄関と吹き抜け。
吹き抜けは『回廊』と言って、2階をぐるっと一周回れる造りにしたいこと。
奥さまは、お料理が好きなので、「娘さん達が大きくなったら一緒に料理をしたい」という夢もあり、広いキッチンがご希望だったと言います。

お話を聞くと、素敵だなぁ~‼と思いますが、ご夫婦のご希望には少々デメリットも。

玄関とキッチンを広くすることで、廊下やダイニングが狭くなってしまうこと。
吹き抜けにすることで、2階の部屋が1つ減ってしまうこと。
ご両親からも、
「そんなに広くしなくても良いのでは?!」
「2階も部屋が多い方がいいんじゃない?!」
というご意見もいただいたそうです。
奥さまも「ムダかなぁ?」「やっぱりいらないんじゃないかなぁ?」と思ったと言います。
しかし、奥さまが心を決めたのには、旦那様にこんなことばをかけられたからだそうです。

「周りの人達が色々とアドバイスをくれても、自分達の気持ち次第。実際に住んでみて自分のテンションが上がった方が良い。」


家づくりは、ほとんどの方が一生に一度の大きな買い物。だからこそ、将来の事を考えたり使い勝手を考えた間取りにしてしまいがちですが、旦那様のお言葉は「こんな家を建てたい!」と思っていた原点の気持ちを思い出させてくれる、そんなことばに聞こえました。

その他にも、外から楽にトイレへ行けるよう、1階のトイレは外からも入れるようになっていたり、絵本が好きな奥さまは、2階の廊下に絵本を飾れる幅のニッチ(飾り棚)を設け、季節ごとや好きな絵本を飾れるようにしたとのこと。
家の中は、お店や旅行先、雑誌などを見て、二人が気に入った共通の内装にしたといいます。
そこにお二人のこだわりがプラスされ、完成した時には「とても満足している」というお言葉をいただきました。



7年経った今、住み心地をお聞きしたところ、「キッチンの広さや回廊は、『大丈夫かな?』と最後まで心配だったけど、住んでしまえばそれが当たり前になってしまったので、何の不自由さもないです。2階の1部屋分の収納も親方が色々アイデアをくれたので、収納にも困っていません。主人の言うようにして良かったと、本当に思います。」とおっしゃっていました。
また、キッチンで娘さん達と料理をしたいというご自身の夢も、現在小学校高学年・中学年になった娘さん達が、一緒にキッチンに立ち、料理をしたり手伝ったりしてくれることにより、
「夢が叶いました‼」
と、とても嬉しそうに優しい笑みを浮かべられていました。



暖かい光が差し込む、帰ってきたくなる玄関も、
吹き抜けの回廊でケラケラ笑いながら追いかけっこをする娘さん達の姿を、ご夫婦でダイニングから見守ることも、
娘さん達と広いキッチンで料理をすることも、
お二人が思い描いていた理想の家族、家 だったのかもしれません。



「多少のデメリットはあっても、自分達のテンションが上がる家が良い。」

旦那様のこのことばは、これから家を建てられる方にとって、背中を押してくれる一言ではないでしょうか。
工務店だからこそ、
遊び心をプラスしたり。
こだわりをプラスしたり。
お施主様のご希望、ご要望に添った家づくりができます。
そこを上手に使っていただき完成したF様邸。
奥さまからは、
「7年経った今でも『あぁすれば良かった』『こうすれば良かった』と、後悔しているところはありません。私も主人も7年前と同じように満足しています。」
という、当社にとって最高の褒め言葉をいただきました。
この言葉に恥じぬよう、ころれからも頑張っていこうと思える、貴重な時間でした。



奥さま、お忙しいところお時間をとっていただき、ありがとうございました。

家づくりをご検討の方、参考にしてみて下さい(^-^)/

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